「下水道と浄化槽って何が違うの?」「下水道が来たら切り替えないといけない?」——どちらも生活排水をきれいにする仕組みですが、処理する場所と管理のしかたが大きく異なります。この記事では、下水道と浄化槽の違い、下水道が整備されたときの切り替えの手続きと費用の考え方を解説します。中古住宅の購入や地域の整備で気になる方に役立つ内容です。

この記事の要点

  • 下水道=処理場でまとめて処理、浄化槽=各家庭で処理
  • 浄化槽は点検・清掃・検査が必要、下水道は使用料を払う
  • 下水道が整備されると、一定期間内の接続が求められる(下水道法)
  • 切替時は浄化槽の廃止・撤去と接続工事が必要

下水道と浄化槽のちがい

下水道と浄化槽のちがい
下水道と浄化槽のちがい(処理と管理のしかた)

いちばんの違いは「どこで処理するか」です。下水道は、各家庭の排水を管でまとめて集め、下水処理場で処理します。浄化槽は、各家庭に設置した装置で処理して放流します。そのため、管理のしかたも変わります。

項目下水道浄化槽
処理する場所下水処理場でまとめて各家庭で処理して放流
個人の管理不要(使用料を支払う)点検・清掃・法定検査が必要
費用下水道使用料維持管理費(維持費
エリア整備済み地域下水道未整備地域

浄化槽の管理(3つの義務)は保守点検・清掃・法定検査の違いで解説しています。

下水道が整備されたら切り替えが必要?

お住まいの地域で下水道が整備(供用開始)されると、一定期間内に下水道へ接続することが下水道法で求められます。切り替えると、それまで使っていた浄化槽は使わなくなるため、廃止・撤去の手続きが必要です。時期や手続きは自治体によって異なるため、市町村の下水道担当課に確認しましょう。

浄化槽から下水道への切り替えの流れ

下水道への切り替えの流れ
浄化槽から下水道への切り替えの流れ
  • ① 下水道の供用開始を確認:エリア・時期を自治体で確認します。
  • ② 接続工事を依頼:自治体の指定業者などに依頼します。
  • ③ 浄化槽の廃止・撤去:清掃・届出とセットで進めます(廃止の手続き)。
  • ④ 下水道使用開始:使用料の手続きを行います。

切り替えには、接続工事と浄化槽の撤去費用がかかります。撤去費用の目安は解体・撤去費用で解説しています。自治体によっては接続の助成制度があることもあるため、あわせて確認しましょう。

ここに注意

  • 下水道が来たら、接続の時期・手続きを自治体で確認
  • 浄化槽は廃止・撤去が必要(清掃・届出とセット)
  • × 切り替え後も浄化槽を放置する

「切り替えの手続きや費用を相談したい」という方は、無料相談・見積もりフォームからお気軽にご相談ください。

次に読む浄化槽の解体・撤去費用|下水道切替・建物解体時の手続き

まとめ

  • 下水道は処理場でまとめて、浄化槽は各家庭で処理
  • 浄化槽は点検等が必要、下水道は使用料を払う
  • 下水道が整備されたら一定期間内の接続が求められる
  • 切替時は浄化槽の廃止・撤去と接続工事が必要

※接続の時期・手続き・費用や助成は地域により異なります。詳しくは市町村の下水道担当課・浄化槽担当課にご確認ください。